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2012年3月

2012年3月28日 (水)

シャープの再建戦略

昨日と今朝の新聞で一番インパクトを受けたのは、シャープが台湾のEMS企業から出資を受けることになり、その企業が筆頭株主になるという記事でした。

 

 

 

日本のエレクトロニクスメーカが、韓国等の海外メーカの攻勢にあい苦境に立たされていることは事実で、またこの原因には、韓国のウオン安、過激な円高、デジタル製品のコモディティー化等、環境変化に伴う要因があり、日本企業は、全体として逆風にさらされているのは仕方がないと思います。

 

 

 

しかし、そのような環境変化の中でも、変化を予知し、事前にそのリスクを回避するのが、経営戦略の役目ですが、この点において、シャープはこれまで十分な戦略を立てていたのでしょうか。

 

 

 

液晶テレビ製造において、川上から川下までをコントロールする垂直統合戦略をとり、また

 

海外企業に対しての技術流出を避けるべく、工場全体をブラックボックス化する戦略をとってきたと思いますが、そのような動きに対して報道の論調はおおむね好意的でしたが、このブログではその当時懸念を呈してきました。というのは、2000年代に入り、デジタル技術の進展は猛烈で、高度な製品であっても、自社だけでまかないきれない世界は迫っていると感じていたからです。

 

 

 

その懸念が現実のものとなってしまった、というのが、今朝の記事のインパクトでした。そして、更に象徴的なのが、提携先が、完成品メーカではなく、世界最大のEMS(電子機器の受託製造サービス企業)です。これは、今後の電子機器製造業界の水平分業体制へのパラダイムシフトを如実に象徴していると思います。

 

 

 

このような中、日本企業はどうして生き残るのか。シャープの今後の経営戦略に注目です。

2012年3月27日 (火)

パナソニック、2012年度にFA事業の売上高を2,000億円に拡大へ

日本のFA業界は現在絶好調ですが、パナソニックもその波にのろうという気配です。TV事業などのエレクトロニクス事業が低迷する中、収益事業としてFA事業を強化するとの戦略。この分野でのブランド力は他社に比べて正直見劣りしますが、果たして成長軌道に乗れるか。今後の動向が注目されます。

パナソニック、2012年度にFA事業の売上高を2000億円に拡大

2012年3月22日 (木)

エンタープライズソフトウエアは高成長

製造業のコンサルティング会社ARCによると、世界のエンタープライズソフト市場の2011年成長率は、8.6%と高率であったと報じています。(ARC Insight) 製造業のグローバル化により、業界の競争はますます激化しており、他社に負けないQCDを実現するには、ITCの力は不可欠なのでしょう。 私の知っている企業も、最近ERPを導入しました。

 

製造業において、これからの競争力強化には、中小中堅企業においてもICTの導入と、そのシステム構築をマネジメントできる経営人材の育成が不可欠になってくると思います。

2012年3月19日 (月)

自動車のモジュールアーキテクチャ

昨日の新聞を読んでいたら、ドイツ・フォルクスワーゲンのモジュールアーキテクチャの話が載っていました。製品アーキテクチャ論で、摺合せ、モジュラーと切り分ける考え方は有名です。その説では、日本の自動車産業が強いのは、数万点に及ぶ部品の全体調整をうまくやって一台の自動車を作る摺合せ技術に強みがあるから。そしてパソコンや最近のデジタル家電等は、すでに部品の組み合わせで製品が作れるため、その強みを発揮できず、日本の企業はどんどん競争力を失っていると、言われています。

 

 

 

その自動車までも、モジュラーアーキテクチャになってくると、日本の製造業はどうなるのか、いささか心配なところです。

 

 

 

10年以上前に、自動車の製造技術を調査したことがありますが、その時もある日本の大自動車企業の技術者が、モジュラー型の自動車について言及していました。その時、自動車もいずれはパソコン並みにモジュラー構造になるのではないか、と言われたことが印象に残っています。

 

 

 

さて、今回の記事は、その流れを進めたもので、できるだけコンポーネントを共通化して組み合わせ可能性をたかめ、様々な大きさや用途、地域に合う車を作ることを考えているようです。例に上がっているのは、馬力の強い車、小さい車のエンジンは同じものを使い、強い車にはそのエンジンにターボをつけて馬力を強化する等の事を考えているとしています。

 

 

 

確かにこの方向は今後も推進されると思いますが、現在の自動車への適用は、パソコンのような水平分業体制のようには、なかなか到達しないと思います。それより、正念場は、現在の自動車が電気自動車にシフトしてきたとき。その時こそが製造業界全体を含めた大きなパラダイムシフトが起こるのでしょう。その時がいつか。その辺の見極めが今後の経営者の課題だと思います。

2012年3月 5日 (月)

中国の工作機械メーカ

工作機械の生産額は、日本が永らく1位の地位にありましたが、ついに2009年、急追する中国にその座を明け渡しました。その中国でのリーディング企業のレポートが、本日の日経新聞に掲載されていました。その名は「瀋陽機床」。

 

 

 

2011年12月期の売上は約180億元(約2300億円)で、前年比25%以上の伸びとのことです。

 

中国製工作機械と言えば、低価格機をイメージしますが、瀋陽機床は、上位機種であるNC搭載機についても技術開発に力を入れ、自社開発NC搭載機の比率を増やすそうです。

 

 

 

NC市場は、日本のファナックやドイツシーメンスの独壇場だったのですが、中国メーカの台頭により、その景色がどのように変わるのか、注目どころです。

 

 

 

尚、瀋陽機床は、2009年に、自社製NC「飛陽NC装置」の開発と産業化に成功したとの報道が流れましたが、現在のNCはその系統なのでしょうか。いずれにせよ、中国の産業力は、留まるところを知らないようです。

2012年3月 1日 (木)

SIEMENSがエネルギーコンサル会社を買収

米国のエネルギー・コンサル会社 Pace Global がSIEMENSに買収されたたとのことです。エネルギー産業は今後の成長業界ですが、包括的なサービス体制を築く戦略が今後、どの企業にも必要でしょう。

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